出版不況?! いや違うでしょ!

 ここ数年、出版不況で書店が潰れたと騒がれていますが、海外は出版不況どころか書店は潤ってる。たしかに大手チェーンの閉店があり、日本でも出版不況という言葉自体が現実のものと捉えられていた。

電子書籍販売比率は2008年8%、2013年以降から急速に伸ばし、いまや20%と達している。書店の月別売上比率の書籍(単行本/ハードカバー)は30%以上あれば売上が安定する。たとえ電子書籍の販売比率が上がろうと電子書籍は競合でもなければ、売上減の要因でもない。

ネット環境が行き届いている海外では、それでも書店の売上は伸びている。

日本と海外の出版の差は何か? 理由はひとつ。

賃金が低下しているからです。

お給料が下がっているから売れない。服買う金ないからファッション誌を買わない。雑誌買う金ないのに書籍なんか売れるわけない。

20年前までは「経済まわって社会まわらず」

いまや「経済も社会もドン底」。

根本を変えないかぎり「出版不況」「少子化」という嘘かホンマかわからない「原因不明な言い訳」に振り回されることになる。

今、日本は岐路に立たされている。根本を変えましょう。