【見逃し厳禁】ゲーム「レッド・デッド・リデンプション」

 巣篭もり状態で「おいでよ、どうぶつの森」に夢中になっている方が多いようですね。

私は同じ動物繋がりでいうと「狩りができるゲーム」にハマってます。「レッド・デッド・リデンプション2」(以下「RDR2」)です。

f:id:gegegenobacabon:20200423041215p:image

「RDR2」は海外のゲーム会社テイクツーインタラクティブのロックスターゲームが2018年に発売したオープンワールドゲーム。全世界で2,300万本売れたゲーム。

前作「RDR」は2010年発売。全世界で1,500万本以上売れた革命的なゲーム。

f:id:gegegenobacabon:20200423041236j:image

ロックスターゲームといえば「グランド・セフト・オート5」全世界販売実績1億1,500万本には及ばないが今も売れ続けている。シリーズの巻数が増えれば「RDR」シリーズも今以上に売れると思います。

 先に述べたように「おいでよ、どうぶつの森」のようなスローライフを楽しむのもよし、無法者としてゲーム内で悪さするもよし、選択肢は自分で決められる自由気ままで空き時間にサクッとできる優れたシステムがウケている。

しかしどうでしょう。時間を忘れずっとやってしまいます。

 

 レッドデッドリデンプションシリーズを時系列で並べると

「RDR2」➡︎「RDR1」

アメリカ建国に利用され利用価値がなくなれば排除される無法者の悲哀を描いたストーリー。

大人向けのドラマ構成で現実味あるキャラクター達が随所に出てくる。剣も魔法も出てきません。出てくるのは糞と痰壷、死体と銃。人間臭い登場人物と動物達。壮大な大自然。TV画面から糞尿や体臭や腐乱死体の匂いがしてきそうな映像作りに新たなエンタメを作ってやるという本気度が感じられる。

移動手段は馬か駅馬車、列車。アップデートでファストトラベルが実装されたので不便さは微塵も感じない。のんびりやってます。

 

 そこで本題。

「RDR2」をこれからされる方向けに楽しみ方を共有します。

①馬にまたがり散策するだけでも楽しい。隠された宝やイースターエッグ、コレクションアイテムがたくさんある。

②無法者になり生き延びる。馬車や駅馬車強盗。店強盗。空き巣に恐喝。悪の限りを尽くす。映画さながらの悪党になれる。

③狩猟生活を楽しむ。狩りをして皮を剥ぎ取り店に売れば服や装備が作れる。その素材もランク(最上➡︎良作➡︎粗悪)があり、最上素材を得る為に工夫しなければいけなくなる。これが面白い。欲しい素材の動物を探し散策するだけでなく、その動物との知恵比べしてるみたいでホント楽しい。ここがポイントなんですが、動物に銃の標準を合わせると素材のランクがわかるので無益な殺生はしないで済む。合理的。

④ギャンブル嫌いでもギャンブルにハマる。やればやるほどハマる。ポーカーがオススメ。金稼ぎにはギャンブラーがオススメ。ハッタリで騙したりできるので作り込んでますよ。楽しんで。

⑤賞金首や賞金稼ぎにもなれる。悪さして指名手配されると賞金稼ぎや法執行官に追われる。彼らを殺すと賞金が値上がりする。その逆しかり。ハラハラドキドキもん。

アメリカの歴史を知れば知るほど小ネタに込めた想いが伝わってくる。例えば優生思想などは現在どこの国でも問題視されている。社会問題も盛り込み、それら社会問題の提示は押し付けがましさがない点が良い。

⑦とにかくストーリーが良い。セリフは世界観や人間関係やストーリーの説明ではなく、普段言いそうなセリフの中にヒントとしてキーワードを忍ばせている。それらヒントをつなぎ合わせていくと様々なことが見えてくる。プレイヤーによって感じ方が様々なので、あえて答えは出さず解釈はプレイヤーに委ねている。完全に映画の手法ですね。プレイヤーを突き放しているようで親切な設定。余計な情報を詰め込むのではなく、その分、世界観に浸ってもらう為の工夫がなされている。日本のゲームはセリフが説明ばかりで途中で冷めてしまうのですが、ここは流石。

⑧現実味ある人間描写。個人的にアニメ絵やアニメ声のキャラクターが嫌いなので日本のゲームはしません。特に性的に異常な表現のキャラクターは冷めてしまいます。それを否定も肯定もしません。ただし、その表現が必要かどうかで考えると個人的には必要ではないので日本のゲームのキャラクターは楽しめない。「RDR2」の性的表現は全く嫌味がない。ごく自然な色気だけ。

キャラクターの容姿も多種多様。お腹も出ていればハゲもいる。それでもみんなカッコいい。お金掛けて制作しているということもあるのでしょうが「RDR2」は俳優の演技が素晴らしい。キャラクター設定は客に媚びてないところは好感持てる。

⑨背景、武器、小物、動物、植物といった世界観を堪能する為の素材が作り込まれている。耳を澄ませば音もこだわってることがわかる。徹底してますね。

⑩音楽も楽しんで。ゲーム内で使用されている曲も素晴らしいが、俳優さんは歌も上手い。聴き入ってしまう。音楽の設定は徹底した世界観構築の結果だと思う。

 

 楽しむポイントがわかったところで、悪い点もお伝えしておきます。悪い点といっても特に悪い点はないのですが気になったことですね。

①ネットのまとめサイトAmazonのコメントでも散々言われていることは気にせず遊んでみてください。例えば、動きがもっさりしてる。ボタン設定が無意味。移動が不便でめんどくさい。それらは特に気にならなくなります。

②スニーキング(隠密行動)の判定が厳しく、即見つかる。遠くからヘッドショット狙って弓矢を放たなければ見つかってしまう。故に武器の選択が限られてしまう。見つかると蜂の巣状態。カバー出来なければ即死。

③メインミッションの難易度が難しい。スキップできるので問題はないが慣れるまでは難しい。慣れた頃にメインミッションを再度やると、デッドアイ時に強制的にマークされてヘッドショットが決めれなくなる。故により難易度が上がる。メダル獲得は骨が折れる。

④メインミッションクリア後は無法者が自分1人だけなのは寂しすぎる。ギャングのアジトを攻め落とすと無法者がいなくなる。オフラインでも仲間や敵がほしい。オンラインへの誘導も大事だがオフラインの相棒や敵を作ってほしい。

⑤チャレンジ項目と服と装備一式揃えたらやることなくなったよ。ダウンロードでオフラインでも何かイベント配信してほしい。伝説のガンマンのブラック・ベルやチャールズやセイディーやおじさん連れ回してギャングのアジト攻めたいね。

⑥やり直しができないことが多い。事前に情報集めておかなければということがないようにして頂きたい。

 

 ゲーム下手な私でもやり込めることが多いので楽しいですよ。ここまで夢中になったゲームも初めてです。クリアしたくないから道草ばっかりしていたのも楽しかった。是非遊んでみてください。

ちなみクリアするのに1年かかりました。メインミッションとサブミッションだけなら40時間から50時間くらいでクリアできそうですが、狩りや釣りに時間をかけ、のんびりやり込んだので良い息抜きできましたよ。

 

次回は、「RDR2」続編予想