ロボット論 (素人目線で考察)

 

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   「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

   魅力的な小説のタイトルは?

勿論、この意味深なタイトルをあげます。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

 

   ロボットといえば「鉄腕アトム」「機動戦士ガンダム」、永井豪/石井賢「マジンガーZ」「ゲッターロボ」のロボットを思い浮かべる方も多いはずです。

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   「機動戦士ガンダム」は今、見直しても面白いです。

モビルスーツの格好良さや敵ながらアッパレなキャラクターが多数出てくる群像劇に感情を揺さぶられますよね。

   富野 由悠季(とみの よしゆき)さんが描く主題は深く、「テクノロジーに振り回される現代人を皮肉っている」。

   ニュータイプアムロが主役。

   ニュータイプとは、人智を超えた力、人と人とが時空を超えて繋がっている力、その超能力のような力を秘めた少年の成長と人間味あるシャアと対峙していく過程を主軸に描いています。シャアはニュータイプではなく、経験を積んだ人望ある人間。アムロのようなニュータイプの女性と共闘していきます。その女性が、シャアにはない力を補う構図でストーリーがどんどん進んでいきます。最後はアムロが勝利を収めるのです。

   そのニュータイプの超能力のような力とは、インターネットで人と人が繋がっている状態をあらわしています。

機動戦士ガンダム」とは、人間味のあるシャアがテクノロジーに負ける構図になるのです。私達人間がテクノロジーを上手に利用しているようで実際は使いこなせていないということを皮肉っているのです。

私達人間の感情が劣化しているのだから、便利なものを使っても所詮使いこなせないということです。ガンダムは深い!

逆襲のシャア」は、ニュータイプに対しての失望を描いています。つまり、テクノロジーに対しての失望、人間の感情の劣化への絶望を描いているのです。凄い!

 

  では、昨今のロボットはどうでしょうか?

アトムのような人型ロボットばかりですね。

しかも、リアルな人間タイプのロボットが多く見受けられます。

日本人は一旦アトムや人間タイプから離れて考えた方が良いと思います。

はっきり申し上げると…ラブドールに見えてしまうのです。しかも子供タイプもいます。ハッキリ言って気持ち悪いですね。

ロボットを人型にする必要があるのでしょうか?

せめて、「ドラえもん」でしょ。

   先述したように、私達の感情が劣化しているのだから、便利なものを使っても所詮使いこなせないということです。

アンドロイドに電気羊の夢を見せたいのは重々承知。革新的なことをしたいとも思うのでしょうが、人型にこだわるがあまり出遅れているように感じるのです。

別に箱型や犬型でもよいのではないでしょうか?

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道徳的に考えてもボストンダイナミクス社の犬型やAmazonのアレクサはロボットらしさがありますし、可愛らしさもあります。

人型よりこちらを極めてからでも遅くないはずです。

   先日、ロボット開発ベンチャーのGROOVE X(グルーブエックス)が自社開発ロボットを初公開しました。同日夜から予約受付を開始。2019年秋から順次、出荷するそうです。

新型ロボットは「LOVOT(ラボット)」。ロシアの民芸品「マトリョーシカ」を連想させる見た目。下記のように発表された。

「4次元ポケットのない『ドラえもん』、大して役に立たないロボットです。人の代わりに仕事をしない。人類のパートナー作りを目指しています」(グルーブエックスの林要代表)。

このコンセプトが素晴らしいですね。実際はお留守番機能を搭載した優れたロボットです。ある意味、「家族として迎い入れること」ができるロボットなのです。感情の劣化を抑える機能てんこ盛りということです。

   まずは、人にやさしいロボットを人間社会に迎い入れてはどうだろうか。ここが重要だと感じます。

   電気羊の夢を見ているのは人間なのでは?  …っと思うのは私だけでしょうか。

 

↓「コーヒー論」

https://gegegenobacabon.hatenablog.com/entry/2019/02/13/055956
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