鍋奉行に一言物申す。味音痴がバレバレやで!
鍋料理が好きなのだが鍋奉行ではない。
何人かで鍋料理を食べる際は、いろんな方の鍋料理の嗜みをみるのが楽しいので自分のやり方を押し付けないことが美味しく頂けるルールだと思ってる。会話も弾むし視野も広がる。
ただ今まで一緒に鍋をつついた間柄で我慢できなかったのが1つだけある。
その日の鍋は昆布出汁と鯛と白菜と青ネギ。
鯛から出汁も出るので美味しく頂けるのだが…
自称鍋奉行の知ったかぶりが、「味が薄い」と鰹出汁の粉末を入れてしまった。
鯛の味は消え、鰹風味の白身魚鍋になった。
こういう分からず屋に何を言っても聞く耳持たない。なにかと口出ししてきて言うだけ無駄。
味が薄いのではなく風味が損なわれることがわからない分からず屋とは鍋をしない方が良いという教訓になった。こういう人いますよね。普段から何やっても口だけなんですよ。鬱陶しい。
鰹出汁は万能だ。魚嫌いでも食べられるのだから。旨いとはいえ、いくらなんでも鰹出汁にしてしまうのは魚に失礼だ。
旬の魚を楽しみたいのだから、その味を壊してはいけない。自分の舌に合うよう押し付けてはいけない。まず、その味を活かす調理法を学ぶのが大事。
つまり、食材に対してみ謙虚であるべきだ。
ちなみに、その分からず屋の鍋奉行が作る鍋には、いつもある隠し味を入れている。これが旨いと評判だ。私は雑味でしかない。だって、隠し味が前面に出てるから、その味しかしないのだ。
その隠し味とは…焼肉のタレ。
焼肉のタレをすすってるのだ。何が旨いねん。
せめて、うどん出汁にしてくれ。…まぁ言ったところで分からんやろね。