日販とトーハン。本屋の存在意義。Part.3
↓「日販とトーハン。本屋の存在意義。part.1」
https://gegegenobacabon.hatenablog.com/entry/2018/11/29/184638
↓「日販とトーハン。本屋の存在意義。part2」
https://gegegenobacabon.hatenablog.com/entry/2018/12/11/003839
政府が出版界に介入しているのは、もう既にご存知だと思います。しかしながら声を上げないのは何故なんでしょうか? 特にメディア。疑問です。
本屋が発注していないのに取次の日販とトーハンが勝手に送り込みで本屋に届く本があります。これは自動発注という仕組みで日販とトーハンが行なっている発注システムです。
それら取次と一部の出版社がグルになって「品揃え」と銘打って無理矢理導入させている本のことです。一部、啓発本も中には含まれています。
商品の内容は小川榮太郎や百田尚樹、三浦瑠麗といった、テレビでも注目を集める、いわゆる保守論壇。自称保守の似非評論家ならびに自称作家の本が自動発注商材の大半を占めます。
つまり、安倍政権が後ろ盾し、新たな論壇の賞を設け世間に注目させ世に送り出している安倍政権お抱え応援団の本を自動発注で送り込んでいるということです。これは日販とトーハンも絡んでいます。その発注システムを導入しているのが紀伊国屋やTSUTAYAです。
本屋へ行くと、そんな人達の本が平積みされていますよね。他の本と比べても異常な多さにびっくりするはずです。バランス悪いですよね。この量が自動発注の怖さ。売れているように見せかけているのです。店員は渋々店頭に出して売るのです。
商品によっては売れた分だけ仕入れが発生します。委託販売ですね。品揃えと銘打っての売れてもいないのに売れているように見せかける悪質な演出に取次と出版社が加担しているのです。
思い込みや嘘を書いたりウィキペディアや他の評論家の本の丸写しをしている自称保守論壇の本を買いますか? お金まで出して? 異常です。
しかも、こんな本を安倍晋三が宣伝してる異常さ。歴史の専門家が間違いを指摘している本ですよ。世界中の笑い者です。
本来ならばコピーした本であるならば回収するのが筋です。回収せず密かに修正して新たに刷って、また送り込む。迷惑でしかない。
これが許されるのが異常ですよね。姑息な大人のやり方に反吐が出ます。
さらに追い討ちをかけるように屁理屈を言う人も出てきました。
それでもあなたは買いますか?
見捨てられた自称保守。(笑)
政治とは遠い所に在るって…散々、嘘と差別発言を繰り返しといて今更関係ないだって?!
しかも遺書。英霊にでもなったつもりか?!
死者の冒瀆でしかない。恥を知れ!
ほんとこれがギャグでも笑えません。
これはもう買わない! が鉄則ですよね。
日本の出版業や取次の古いシステムを上手く利用して事を成す。姑息ですね。楽して稼ぐ。舐めてますよね。
以前のブログでも書いたように、出版不況の原因が少子高齢化や雑誌が売れないとか言われていますが、嘘です。
それら古いシステムにすがる損得勘定丸出しの利権に群がるハイエナが言っている言い訳に過ぎず、要はお金なんですよ。
客としては、そういう本屋では本を購入しない。買わない。これが私達の出来ること。
客は店を選べるんですから…
青山ブックセンターや大阪難波のジュンク堂書店のヘイト本撲滅キャンペーンには賛同します。自動発注で送り込まれる本や自称保守の輩の苦情があるにもかかわらず戦ってますね。その心意気を買います。本も買います。
これが本屋の存在意義で重要なことではないでしょうか。
本屋を改装しカフェ併設してオシャレになって客を出迎えるのが重要ではなく、何を売り何を伝えたいかが重要なのです。
本屋の存在意義。改めて考えて頂きたいですね。
↓Amazon「書籍買切方式」採用。その影響力は? 古本屋も競合になるのか?
https://gegegenobacabon.hatenablog.com/entry/2019/02/03/084754